昨日書いた分の続きで、正午になった時点でリミットである25センチ3本以上という条件はクリアーしました。1本は最上流でANさんが釣った35センチクラスが一本とスピナーベイトで獲ったキーパーサイズが2本いました。
キッカーを狙って南側の棚に移動しました。何番かわかりませんが棚のシェイドを狙って私は1/16ozのファットドーバーのネコリグ、ANさんはフォールシェイカーのJHWで打っていきました。北風に押されながらなので少し距離を置いた形で流していったんですが、バックシートで今年管理釣り場で何度も聞いたことのあるイグジストのドラグ音が西の湖に響いてます~~~~(笑)あのジーというイグジストのドラグ音にはついつい反応して「おっ。」って声が出たり、無意識に音の方向へ振り向いたりしちゃいます(笑)コンスタントにキーパーバスをヒットさせて順調に釣っておられます。
一通り流したところで、ANさんは食事休憩をされるとの事で私は一人で同じ棚を懲りもせずにファットドーバーとスカッドミノーギルカラーでもう一周流していきました。ここでやっとこさ私にもスカッドミノーでキーパーが釣れました。(小さかったけど・・・)
私はぶっちゃけ西の湖の棚でバスは釣った事ないんですが、この時は風が吹くタイミングやルアーを打つための船と棚との距離だったりが必要なんだと勉強させられました。この時もANさんは「棚のシェイド側で食ってくる」と言いながら狙い通りの場所を打ってイグジストのドラグを鳴らしておられました。ルアーを打ち込む時も「攻める」というのが伝わってきてました。
あと、残り1時間となったところで、私はすでに戦いきったつもりでいたので、あとは南側にある浚渫のエッジを打って帰着しようと思いながら流していたんですが、ここでANさんから思いもよらぬリクエストが・・・・。
「最後に朝一番にスピナーベイトで釣れた場所をもう一度やりたい」
と言われました。ここが私では絶対考えつかないアイデアなんですがトーナメントではよく聞く大事で基本とも言えるな戦略です。一等地の場所には何度もタイミングを変えて入りなおすって事ですね。今日は全てのキーパーを釣ってもらっているので私に断る権限はなく(笑)すぐに上流に向かいました。船を操船していた私の頭の中では、その場所は何度も入りなおして散々リグやルアーを変えて攻めきったつもりでいたし、これ以上攻めようがないと思っていたので一等地のピンポイントは全面的にANさんに任せるボートポジションを取って、私は違う切り口で攻めてみようと考えてました。現場に到着すると、今回私達ペアと同じタイプのエンジン船を借りて大会に出てるけど、ちょっとした朝一の入る場所の違いだけでその後は私達のチームとことごとくエリアがバッティングして悪い方向に転じて苦しんでおられたTAKUMAさんペアもその場所近くで、ラストチャンスに賭けてキッカーを狙っておられました。
朝一番には水は綺麗だったその場所も昼過ぎには吹きだした北風の影響で濁りが入り条件的には良くないかもな~なんて思いながら、ピンスポットである葦際へエンジン側を向けて北風を利用して岸に近づけてました。ここで私は今日に限らず今年の西の湖ではどこのエリアに行っても沖でよくボイルするのを今年体感していたので、ブレイク下を広く探ってみようということで、葦打ち用にリグっていた5gのテキサスリグのタックルに付いていたバイズクローを外して、ZOOMのデッドリンガー6インチをセット。フルキャストしてゆっくりと巻き取るいわゆる「マキマキ」を開始しました。そしたら一投目から「ゴンゴン」とアタリがあります。この釣りはそこで合わせてもダメなので、巻きながらテンションが掛かったのを感じ取ったらスピニングタックルのようにスイープに~。なんて釣り方のコツを思い出しながらやってたら、30センチオーバーがヒットしました。これで念願のキーパーカツカツの魚が入れ替えれると喜んでましたが、ワームを新しいのに付け替えて同じように投げて巻いてたら・・・・。
サクッっと30クラスが3匹追加(爆)
ほんの15分位の間に30センチクラスを4連荘しました。今年のバス釣りで始めて「癒された~~」という体験ができました。全て30センチくらいでいわゆる金太郎飴状態ですが、葦際や棚をライトリグやテキサスで何百回キャストしてやっと2~3匹釣れるようなタフコンの日にこの釣れっぷりですから実に爽快でした。私が釣れている間もANさんは凄い冷静。完璧パターンに嵌っている確信がある私は「使ってください。」とデッドリンガーを2匹渡して使ってもらったんですが、ANさんは「重さを変えてみよう」と7gで投げてみたり、「ワームを変えてみよう」と5gの状態でスタッガーをセットされたりしてイロイロと試しておられましたが、西の湖は元々浅いので5gくらいが妥当という結果になり、ANさんもデッドリンガーのマキマキでナイスキーパーをゲットしました。
ここで少しだけ立場が強くなった私が「キッカーフィッシュを釣った周辺をマキマキしたい」とお願いしてすぐ側にある場所にエンジンで移動しましたが、ここはある条件が整ってないので全くの不発でアタリもなし。。。帰着締め切りは2時半ですので2時になったら戻ろうということで再度フィーバーしたスポットに入りなおしました。入りなおしても5投するくらいしか時間が残ってなく、そんな簡単に釣れないのは解ってはいたんですが残り2投で朝一番にスピナベで釣れた方向を狙って投げた私にナイスキーパーが・・・・・。何匹か釣れ続いた中でも一番引きが強かったし、慎重に・・・・・・。と書きたいところですが、なんせ時間も残り少ないし使っていたのがフリッピングや雷魚で使う7fのXHのロッドにフロロの16lb巻いてるので速攻抜き上げです(笑)しかし、こんなアンバランスなタックルでマキマキしてもボコボコ釣れてしまうところにこのパターンの嵌り具合を感じていただければと思います。管釣りに例えると「クランク」の釣りですね。当たっても合わせずに重みが乗ってから・・・・。見つけたパターンも実に鱒オタ連合らしい(笑)
そして、時間になり帰着しました。結果は堂々の2位でした。大会の結果のみを追い求めていたならばこの結果は優勝できずに悔しかったのかもしれませんが、ANさんは「楽しめた」とおっしゃってくださりコンスタントにバスを釣ってもらえたし、私は最後のマキマキでパターンに嵌めれたので本当に癒されたし、その上での2位だったので本当に嬉しかったです。ANさんはトラウトでもそうですが、昨年のグースの大江川ショア大会で上位入賞されておられるように腕も経験も理論も確かでお上手な方です。そういう方と一緒に釣りさせてもらえたので本当にいろいろと勉強になりました。今回はオファーしてくださりありがとうございました。また来年以降も機会があれば是非「鱒オタ連合」でお願いします(笑)
mo816さんやジガーマンさんに紹介してもらって参加したこのBASS-Tの西の湖ペアトーナメント本当に楽しかったです。主催者のAWJさんにはたくさん楽しませていただき、前回の特別賞でプラグもたくさんいただいちゃったり本当に感謝の連続です。(常連の皆様にも受け入れていただき本当に感謝)来年も是非参加させてください。よろしくお願いします。しかしながらmo816さんやジガーマンさんと違い、鱒オタな私は秋の特別大会は微妙です(笑)トラキンやドットコムやサンクのチャンピオンシップとダブってなければいいんですけど・・・。(今回で西の湖の虜なので出たいけどなぁ・・。)
mo816さんときいろいくるまさんペアは年間優勝!前日にプラして名古屋に戻り、次の日再び西の湖で大会という凄い熱意のmo816さんと海育ちで野生の嗅覚とサイトで魚を見つける目と極上のエロネタを持つ凄腕釣り師のきいろいくるまさんの最強コンビは本当に凄いです。おめでとうございます。